直葬・火葬式の背景
一般葬や家族葬のように通夜や告別式(いわゆる葬儀式)を行わない分、費用が抑えられること以外に、以下のような背景があると言われています。
高齢化・核家族化の進行:
核家族化など親族間のつながりが希薄になることにより、葬儀を行う必要性を感じないといったことが背景となっている場合があります。
故人が親族であることを、亡くなって初めて知らされる:
遠縁の親族や長らく音信不通だった親族や面識がほとんどない故人の場合、儀式を行わない直葬・火葬式を選択をするケースがあります。
身寄りがない:
身寄りがないために、自治体が火葬・埋葬を行うといったケース。
ご遺族の都合や何らかの理由で直葬・火葬式を選ぶ以外、こういった社会的背景により増加しているということが言えます。
また、自治体が火葬・埋葬する場合、「墓地、埋葬等に関する法律」に基づき、死亡地の市町村長が火葬および埋葬を行います。この場合、通夜や告別式を行わない直葬(火葬式)となり、費用は故人の財産が充てられ、財産がない場合は自治体が負担することになります。