通夜や葬儀を行わず直葬(火葬のみ)を選ぶ理由
直葬とは、通夜や告別式といった「葬儀式」をせず火葬のみを行うことを言います。また、火葬式という言い方をします。
直葬を選ぶ理由としては、
1. 葬儀費用を(極力)抑えるため
2. (葬儀不要といった)故人の遺志や遺言
3. おひとりさま
4. 故人との関係
5. 生活保護受給者
6. その他
といったことが考えられます。
1. 葬儀費用を(極力)抑えるため(5. 生活保護受給者を含む)
一般葬や家族葬で執り行う「葬儀式」(通夜や告別式)が省かれる分、費用が抑えられます。価格帯としては十数万円が多く、十万円を下回るプランまであります。棺・骨壷と骨箱・ドライアイス・(火葬場への)搬送といった、直葬において最低限のものはプランの中に入っているものがほとんどで、位牌(白木)・遺影写真・枕飾り・(式場を使用しての)遺体安置・仏衣・焼香具などは、プランによってはオプション(別途費用)の場合がありますので、プランの内容を事前に確認しておくとよいでしょう。火葬のみのため必ずしも僧侶を呼ぶ必要はないことから、お布施は必要ありません。火葬前に読経を行なってもらいたい場合は、僧侶の手配が必要のため、前もって菩提寺または葬儀社への相談を行っておく必要があります。
また、参列者においても直葬での香典は原則不要とされています。それでも香典を渡したい場合は、喪主の判断を尊重し、問題ない場合は香典をお渡しするとよいでしょう。
2. (葬儀不要といった)故人の遺志や遺言
故人の意思や遺言で葬儀不要ということで、直葬を選ぶケースがあります。その際、上述したように一番安価なプランだと最低限のものになるため、遺族の想いや希望等によってオプションやプランを選択するとよいでしょう。また、故人の意思はなく遺族で直葬を選ぶケースもあります。
3. おひとりさま
身寄りのない、いわゆる「おひとりさま」が生前に葬儀を予約する際に、直葬を選ぶケースがあります。死後故人となる本人が直葬を選ぶという点では2と同じです。
4. 故人との関係
故人との面識が(ほとんど)無い、(家族や親族間の)関係などで直葬が選ばれることもあります。
6. その他
ご遺体の状態(孤独死など)によっては棺を開けることができない状態のため、通夜や告別式といった「葬儀式」を行わず直葬にするケースもあります。
遺族が費用面で直葬を選択する場合や故人の意思で直葬にする場合、生前に本人が直葬を申し込む場合や様々な理由・要因で直葬になる場合など様々ですが、いずれにしても直葬プランを相談する葬儀社に確認等をしておくと、滞りなく直葬を執り行うことができます。
直葬後は?
火葬が終わると、担当者より収骨(骨壷に遺骨を納めること)の方法や埋葬許可書などの説明があり、その後に収骨を行います。その際、骨壷に収めるもの(遺品など)も納めますが、最近では遺骨をアクセサリー等にしたり、手元供養や遺骨ペンダント等で身に着けたりすることも増えてきているため、そのようにしたい場合は(収骨時に)遺骨を取っておきます。
初七日法要や四十九日法要を行う際は、僧侶に読経をお願いすることになるため、直葬で僧侶を呼ばない予定であっても、菩提寺や葬儀社に連絡や相談をしておいたほうがよいでしょう。